息が苦しいのは病気のせい?

「最近、息が苦しくて。病院に来る階段を上るのも一苦労だわ」

 

「すぐ息が上がってしまうからあまりお散歩もあまりいけてないの」

 

息苦しいという症状からどんな病気を思い浮かべるでしょうか。

 

■息切れの原因になにがある

 

「息が苦しい」というのは外来でよく耳にする症状のひとつです。

 

息が苦しいと診察でおっしゃるかたの多くに「心臓がわるいのではないかしら」という言葉もセットで聞こえてきます。

 

心臓と肺は病気があると息切れがでやすい臓器です。そのため、息切れの原因に病気があることを疑った場合には心電図や心臓超音波検査、心臓の冠動脈をみる検査、胸部CT、呼吸機能検査といった詳しい検査をおこないます。

 

しかし、心臓や肺に病気がない場合にも息切れ症状がでることはよくあります。

それは筋力の低下です。

 

 

■体力は心臓と肺と筋肉の兼ね合い

 

CPX(心歯胃運動負荷試験)という体力を総合的にはかることができる検査があり、この検査ではどのくらい運動ができる身体なのか、ということがわかります。

 

心臓機能が落ちていても肺機能が問題なければ運動のできることもあれば、肺の機能がおちていても心臓は元気であれば普通の人と同じくらいの運動で始めて息切れを感じるかもしれません。

 

しかし、心臓も肺も問題ながないのにすぐに息切れがして運動ができない場合があります。これは筋力が極端に落ちているときに言えることです。

 

歳を重ねる毎に、筋力の衰えは著しくなります。少し身体を動かさないと筋肉はやせていき、今までできていた動きができなくなってしまうのです。

 

高齢者では1週間ベッドの上で過ごすと20%以上筋力が落ちてしまうとも言われています。動かないと動けなくなり、ますます動かないという悪循環になりかねません。

 

 

「息切れ」症状が出る場合には、心臓や肺の検査を行い。心臓の動きが悪くないこと、心臓の血管が狭くなっていないこと、肺の病気がないことなどを確認する必要があります。

一方で、息が苦しくなる一番の原因は体力低下、筋力低下です。

 

 

■体力を維持する

 

筋力低下のために息切れが出てしまうのを防ぐためには運動をすることです。

最低限、体力を維持する運動を行うことが必要です。

 

少し早めにあるくなど「ややきつい」と感じる程度の運動を1回30分、週に2~3回。

以上行うことです。

 

息切れは病気が隠れている場合には重篤なものが多いですが、病気がない場合には日々の生活習慣がカギをにぎります。日々の生活に運動習慣を取り入れ、原因不明の「息切れ」がでない生活を手に入れてください。

 

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