吸入薬はどう使ったらいい?

吸入薬の使い方 

 

外来にくる80代のAさんは高齢になって慢性閉塞性肺疾患(COPD)と診断、吸入薬を開始になりました。 

吸入薬を使っても息をするのもつらそう、より効果的な吸入薬を処方しましたが次の診察のときにもまだまだ薬が残っているようです。 

使ったらとても効くはずなのに今までのがいいと全然使おうとされません、なぜでしょう。 

 

 

吸入薬ってなに? 

気管支喘息や慢性閉塞性肺疾患(COPD)といった肺の病気では治療の多くに吸入薬が使われます。 

呼吸器の病気では吸入薬を吸入することで、肺や気管支に直接薬を届けることができるため、少ない量での効果が期待できます。さらに副作用の頻度も少ないことが証明されています。 

 

薬の種類としては、気道の炎症を抑える吸入ステロイドや、気管支を広げ症状を抑える気管支拡張剤(β2刺激薬、抗コリン薬)があり、主に気管支喘息では吸入ステロイドが、COPDでは気管支拡張剤が処方されます。 

 

 

吸入薬の使い方 

吸入薬の効果を十分に発揮させるには使い方も大切です 

 

吸入薬、器具を準備する 

器具を口に当てる前に息を吐く 

吸入口に口をあて、息を「スーッ」と深く吸い込む 

息をこらえる 

口の中をすすぐ、うがいをする 

 

最期にうがいをするのは、口に残った薬を洗い流すためです。吸入ステロイドなどは口に残っていると声がしゃがれたり、カンジダ感染のもとになります。副作用を防ぐためにすぐに水でゆすぐようにしましょう。 

 

 

■吸入薬の種類

吸入器具の種類はエアゾール型、ドライパウダー型の大きくわけられます。 

エアゾール型は呼吸のタイミングを合わせて吸い込む必要があるため、吸い込むタイミングが合わないひとにとってはドライパウダー型が向いています。 

しかし、ドライパウダー型は深く吸い込む必要があるため小さい子どもや高齢者で特に吸い込む力、呼吸機能が落ちている方には使いづらい方もいらっしゃいます。 

 

 

まとめ 

どんなに効果的な薬効の薬でも使わなければ全く効果はありません。効果が感じられれば患者さんは積極的に薬を使うはずですが、患者さんが使いたがらないときには効果以上に何か使いづらい理由があることが考えられます。 

Aさんは呼吸する力が落ちていてエアゾール型の吸入薬に慣れていたため、ドライパウダー型の形状が使いこなせず薬の効果が得られていなかったようです。 

吸入の薬で効果が感じられない、というときには上手に使えていない可能性があります。同じ薬でも形状がことなるものもありますのでそのときには医師や薬剤師に相談するようにしてください。

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