おたふくかぜ

子どもの病気としてよく知られている「おたふくかぜ」ですが、大人でもかかることがあります。おたふく風邪はムンプスウイルスによるウイルス感染症で医学的には「流行性耳下腺炎」。「ムンプス」とだけよばれることもあります。

罹りやすい年齢は皆さんイメージの通り3~6歳の未就学児に多く、感染力が強いため集団感染に陥りやすい感染症です。そのため学校法では出席停止の措置がとられています。

おたふくかぜは一年のうち5~7月に流行しやすい感染症です。耳や顎のあたりにある耳下腺や唾液腺にウイルスが感染し腫れ上がるのが症状の特徴といえます。症状がでて1~2日がピークになり、飲食など唾液がでるときに痛みが強くでますが、1週間程度で改善していきます。

感染力は強いものの子どもでは唾液腺が腫れるだけで症状が治まることもある感染症ですが、大人での気をつけなければいけません。

大人の場合には重症しやすく合併症がでやすくなります。成人男性では精巣炎、女性では精巣炎、これらが不妊の原因にはならないといわれていますが、妊娠中に感染すると流産のリスクが高くなるのです。その他にも脳炎や膵炎、無菌性髄炎といった全身の病気を引き起こすリスクがあります。予後は良いといわれていますが、顔面麻痺や難聴といった後遺症を残してしまうことがあります。

特効薬はないため予防が大切であり、一番の予防法は予防接種です。子どもの予防接種スケジュールにはいっているものの任意接種であるためうけていない方もいるかもしれません。また、予防接種を受けていてもストレスや不規則な生活などにより感染してしまうこともありますので日頃の生活習慣にも気をつけるようにしてください。

Follow me!