手洗いの効果知っていますか? ~手洗いの時間とウィルスの残存数~

感染予防のためには手洗いをすることがとても大切だというのは周知のことと思います。
実際に、手洗いをすることでどのくらいの効果があるのでしょうか。

手洗いによるノロウイルスの除去効果を検討したものがあるので紹介します。

◆ノロウイルス感染症は冬の時期に多く発生する感染症です。

牡蠣などの二枚貝ではノロウイルスが蓄積するため生牡蠣を食すことでノロウイルスによる食中毒が発生します。

ノロウイルス感染症では強い吐き気と下痢を催し、吐物、下痢の処理を誤ると二次感染といって他の人にノロウイルス感染症を拡大させてしまう恐れがあるため、排泄物の処理にはとても気を遣います。

排泄物の処理では手袋を使うなど、直接触れないようにしますが、やはり処理後の手洗いはとても重要です。有効な手洗いを行うことによって手に残るノロウイルスをかなり減らすことができます。

手洗いの時間・回数による効果

手を洗わない場合、100万個のウイルスが手に残っています。流水で洗い流すだけでも1%の1万個まで減らすことができます。さらに、ハンドソープを使うことでウイルスの量は著明に減少させることができます。
ハンドソープで10秒もみ洗い、さらに流水で30秒流すことで0.0001%、ウイルスの数としては約数個までへらすことができます。一方で、ハンドソープでのもみ洗いを長くしてもあまり効果に変わりはありません。

アルコールの使用については、流水で手をすすぐのと同程度の効果との結果です。

◆手洗いで大切なのは、「洗い流すこと」です。

石鹸、ハンドソープを用いることでウイルスの脂質を溶かし、手の表面の汚れを落とす効果があり、さらに流水で洗い流すことで手の表面からウイルスを除去してしまいます。

アルコールの使用が盛んにいわれますが、なによりも手洗いが感染予防においてとても重要です。

◆手洗いが気になる方は?
手洗い、アルコール消毒を行うと手の荒れがひどくなるという方も多いでしょう。手が荒れやすい方は、手洗いや消毒で皮膚のバリアが弱まり、そこから感染をよびこんでしまいます。

しっかり手洗いをすることが可能であればアルコール消毒は必須ではないと考えます。
ハンドクリームを携帯し、手洗いの後のハンドケアまで一緒に行うことをおすすめします。

参考:国立医薬品食品衛生研究所
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11130500-Shokuhinanzenbu/0000105095.pdf

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