夏に増える水虫 足白癬 ~治療法と予防とは~

一般的に水虫とよばれているものは、医学的には「白癬」と呼ばれ、白癬菌というカビに感染することで起きる病気です。

 

特に、足に白癬が感染する足白癬は夏になると4人に1人でみられるといわれており日本でよくみかけます。

 

♦白癬はどこにつく?

白癬が付きやすいのは皮膚の硬いところ、毛や爪にも感染することがあります。足にできる足白癬が一番多いですが、陰部に感染すれば陰部白癬、インキンタムシとよばれることもあります。爪に感染すれば爪白癬、手に感染すれば手白癬です。

 

♦足白癬は夏に多く冬に減る

足白癬は夏に増え、冬に減りますが爪白癬は季節変動がありません。白癬をもつ頻度は年齢と共に増えていきます。他国では60歳以上の4割ともいわれています。

足の裏に小さな水膨れができるのが足白癬の特徴です。水膨れが破れ、皮が剥けたり白くふやけたりすることもあれば、ヒビ割れて足裏が硬くなるタイプもあります。

足痒みや水膨れ、ジクジクする感じが夏にひどくなり、秋になるとよくなるという場合には足白癬を考えた方がいいでしょう。

 

♦足白癬の治療は4週間!爪白癬は飲み薬。

白癬に罹っているかは、皮膚科受診し、とった皮膚垢を顕微鏡で白癬菌がついているかを確認することでわかります。

感染が確認できたら治療です。抗真菌作用のある塗り薬を使うことで良くなりますが、足白癬の場合には足裏全体に最低4週間毎日続けることが必要です。また、皮膚の硬い部分が分厚くなってしまっている場合や爪や毛に感染している場合には飲み薬を飲む必要があります。

♦白癬菌にかからないために

家で同じバスマットやスリッパ使うことでうつってしまうため、足白癬は家庭内感染がとても多いといえます。

白癬菌が皮膚についてから最低24時間かかるので24時間以内に足をきれいに洗えば感染を防ぐことができます。傷口があると12時間以内に感染してしまうのでゴシゴシ洗って傷をつけないように気をつけてください。

同居人に足白癬の人がいる場合には特に、24時間以内に足をきれいに洗うこと、洗う時には泡でなでるように洗うようにしてください。軽石でゴシゴシ洗うのは避けてください。

白癬菌で命を落とすことはありません、抗真菌薬で治療ができる病気です。しかし、足白癬をきっかけに傷口から細菌感染して、蜂窩織炎(ほうかしきえん)や壊死性筋膜炎といった重症の感染症をひきおこすこともあります。

白癬の治療は日々のケアを根気よく続ける必要がありますが、これから夏の時期、白癬を疑う症状がみられたら早めに皮膚科を受診し治療を開始しましょう。

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