2022/10/11
季節の変わり目や天候が悪い日など、頭痛に悩まされている方は多いのではないでしょうか。
普段から頭痛があるからとその場限りの対応でしのいでいては、大きな病気を見逃してしまうかもしれません。
今回は我慢をしてはいけない頭痛について、原因や頭痛の種類、どのような頭痛が危険なのか見ていきましょう。
頭痛ってどうして起こるの?
そもそも頭痛ってどうしておこるのでしょうか。
頭痛は頭蓋骨の中で、血管や神経に異常が起きている状態です。
例えば、飲酒をすると脳が浮腫んだり精神的なストレスが解放されたときには片頭痛がおこることもあります。
血管が広がって、三叉神経が刺激されると頭痛がおこるのです。
いろんな頭痛
ではどのような頭痛があるのか見てみましょう。
・片頭痛
頭の左右片側が痛むのが片頭痛です。
片頭痛は20~40歳代の女性が多く、ズキズキした痛みが数時間から数日ほど続きます。
身体を動かしたり、入浴をしたりすると痛みが悪化してしまうのが特徴です。
・緊張性頭痛
徐々に痛みが増してきて、頭が重たい感じやぎゅーと締め付けられるような痛みを感じるようになります。
主に首や肩の周りにある筋肉が緊張して、血行が悪くなってしまうと頭痛を感じてしまいます。
・群発頭痛
別名「三叉神経・自律神経性頭痛」といいます。
片頭痛のように痛みが現れて、目や鼻に異常が起こります。
充血や涙、鼻水、鼻づまりなどの症状が起こるのが特徴で、20~40歳の男性によくみまれます。
我慢してはいけない頭痛って?
今まで見てきた症状は鎮痛剤などを利用して様子を見ることもあります。
しかし、様子を見てはいけない頭痛があります。
紹介する頭痛がある場合には病院へ行って検査してもらうことをおすすめします。
・未経験なほど強い頭痛
・始まりが突然で、徐々に痛みがひどくなっていく
・何度も頭痛が繰り返し、以前よりも強くなっている
・めまいや吐き気がある
・目の見え方が変わったり、手や足が動きにくいなどの神経症状が見られた時
・頭痛とともに熱や発疹がみられたとき
これらの頭痛は、くも膜下出血や硬膜下血腫など命を落とすような病気のサインでもあります。
命が助かっても麻痺が残るなど、生活が変わってしまう状態になりかねません。
頭痛はいつものことと捉えず、いつもと違うと感じたり頭痛が強かったりと異常を感じたらすぐに病院へ行きましょう。
頭痛は我慢しても、いいことは1つもありません。
頭痛が気になる場合にはかかりつけ医や、近隣の頭痛外来をしている病院へ連絡してみましょう。