2023/04/05
卒業シーズンが終わり、会社では異動の辞令発表が行われたところも多いのではないでしょうか?
4月になると新しい環境が待っています。
卒業や辞令が無い方でも、新しいメンバーが増えたり何かしら変わるのではないでしょうか。
そんな時に起こるのが、自律神経のバランスが崩れてしまい、体調が思わしくないことです。
今回は新生活になると起こりやすい不調とその予防方法を見ていきましょう。
■新生活になると自律神経のバランスが崩れる
人間の体には自律神経があり、体調のバランスをとる役割があります。
自律神経は交感神経と副交感神経に分かれていて、それぞれが反対の仕事を行います。
交感神経は体を活発にして興奮させる作用があります。
心拍数や血圧、呼吸数を上げたりなど活動的になります。
副交感神経はリラックスさせて体を休める作用があります。
交感神経とは逆で、心拍数などを下げて体の回復に努めます。
この2つのバランスが整うことで、活動と休息をバランスよく行うことができ、体調が整っていきます。
■バランスが崩れると起こる不調
もしも自律神経のバランスが崩れるとどうなるのでしょうか。
活動ができても休息できないために、日中はボーっとしてしまうでしょう。
反対にしっかり寝ているのに、朝起きれなかったりします。
自律神経は生活環境や気圧の変化でバランスが崩れやすくなってしまうと言われています。
頑張りたいのに集中できない。
寝なくてはいけないのに眠れない。
このようなときには自律神経を整えることから始めましょう。
■新生活で大切なのは生活リズムを整えること!
新生活で緊張や不安などからリズムが整わないのはよくあることです。
子どものころに運動会の前日は楽しみで眠れなかったことがあるのではないでしょうか。
これは交感神経が強く働いているため、なかなか眠れなくなっている証拠です。
ではなぜ、次の日に体調を崩すことはないのでしょう。
それは翌日には早く寝て、前日の興奮を持ち越さずに翌日にはしっかり休めているからです。
運動会などのイベントが過ぎ去れば興奮は自然と収まります。
しかし新生活は何日間も続いてしまい、このバランスが整わなくなってしまうのです。
そのため体調が崩れてしまい、不眠や朝起きれなくなることにつながります。
■もしも不調が出たら早めに相談をする
新生活で体調が崩れやすいのは誰でも起こりうることです。
そのため不調が出始めたら早めに休んだり、リラックスできるように相談しましょう。
子どもでも大人でもそれは一緒のことで、不調になると自力ではなかなか解消されません。
まずは環境と神経のバランスを整えることから始めます。
休みの日には、仕事のことなど考えない時間を持つことが大切です。
できれば辛くても早起きをして、日中はしっかり活動し、いつもより早く就寝しましょう。
活動といっても、激しい運動より、リラックス効果のあるマッサージや温泉、買い物など楽しくリラックスできる活動をおすすめします。
日中に活動して日を浴びることで自律神経は整いやすくなります。
新生活で「慣れなければ」と思う気持ちも大切ですが、無理をするとその分遠回りになってしまいます。
焦らず、バランスを取りながら新生活になじんで、楽しいものにしていきましょう。