2024/01/09
夜遅くまで起きていることが多い方は、どうしても日中に眠たくなります。
人間は睡眠をしないと生きていくことはできません。
メンタルヘルスでも睡眠の重要性が言われています。
今回は睡眠に必要な「光」について見ていきましょう。
光を浴びたり調節することで質の良い睡眠をとることができます。
■睡眠の質を改善するには「光」
人間の体は体内時計によってリズムを決めています。
通常であれば、朝目が覚めて日中は活動をし、夜間は睡眠を取るといった大まかな流れができています。
睡眠に大きく作用しているのが、ホルモンの一種であるメラトニンです。
メラトニンは光を浴びて、だいたい14~16時間後に大量に分泌します。
メラトニンが大量に分泌されることで眠たいと感じ始め、体温が1度程度下がり入眠します。
そのため朝日を浴びるのが遅くなれば、メラトニンが生成される時間が遅くなり、夜更かしをしてしまうことにつながってしまうメカニズムです。
■メラトニンを分泌させる方法は2種類!
睡眠に関係するホルモンのメラトニンの分泌は主に、自然光の力と環境の光の力の2つです。
前項でも説明したとおり、メラトニンは光によって抑制され、時間が経ってから大量に分泌されます。
光が目に入り、脳に刺激が与えられてメラトニンの分泌を抑える指令が出ています。
そのため、太陽光などの自然光だけではなく、電気などの環境の光も大きくかかわってきます。
コンビニやパソコンなどの光はとても明るいため、明るい部屋で過ごしているとメラトニンの分泌が抑制されたままになります。
そのため自宅に帰っても入眠できないということがしばしばあります。
また早朝から太陽光を体に浴びている方は、夜間もすんなり入眠でき、質の良い睡眠が確保できるため、次の日も早く起きることができます。
■寝られないときは?いっそのこと起きておく!
なかなか寝付けないときには、布団に入ってても入眠できません。
「早く寝ないと」と意識が集中してしまい、余計に目がさえてきます。
そのような場合には、いっそのこと布団から出てしまいましょう。
「寝なくてはいけない」と強く思ってしまうことで、交感神経が活発(優位)になり、興奮してしまいます。
逆に副交感神経を活発(優位)にし、眠気を誘発する方法としては下記の方法がありますので、眠れないときには試してみてください。
- 暖かいものを飲む
- 温タオルで目や手、足などを温める
- 読書をする
- ヨガなどストレッチを行う
- 呼吸法を行ってみる
そして眠たくなったら改めて布団に入ると眠れます。
睡眠はストレスを発散させたり体の休息を取って次の日の活動に備える大切なリズムの1つです。
心の病気になる大きな原因ですので、必ず時間と質を確保し、生活リズムを整えて過ごしましょう。