在宅介護を経験して、家族が抱えた問題を紹介します!(パート1)

2024/10/17

在宅介護を経験して、家族が抱えた問題を紹介します!(パート1)

本人の希望や経済的な負担を考えると、できることなら住み慣れた自宅で過ごしてほしいと考える家族の方も多いのではないでしょうか。

しかし在宅介護では思いもよらない困りごとを抱えることもあります。

今回は在宅介護をする方からよく聞かれる困りごとを紹介します。

 

寝不足や腰痛などの身体的な疲れ

介護では食事や入浴、排泄などの介護が必要になってきます。

もちろんできることは自分で行ってもらうことが大切です。

しかし付き添わないと歩行が不安定で転倒してしまったり、お風呂では体が洗えなかったりとさまざまな手助けが必要となってきます。

家族も自分の生活がある中で、さらに介護を行わなければなりません。

体に負担がかかり、腰痛や睡眠不足で疲労がたまってくるでしょう。

ヘルパーや訪問看護に任せられるところは上手に利用して、自分も体を休める時間を作ることが大切です。

 

次々と問題が起こる精神的な不安

自宅で介護をしていると、思わぬ不安が襲ってくることがあります。

夜に外へ出ていったらどうしよう。

留守にするとベッドから落ちてないかな。

今月の利用料はどのくらいかかるのだそうか。

もしも急変したらどうしよう。

などの不安要素を考えてしまえばしまうほど、精神的な負担になります。

考えうるリスクを考えることは大変ですが、しっかりとケアマネジャーなどと相談して予防策を考えておくことをおすすめします。

 

仕事やプライベートとの両立が難しい

家族の介護をしていると、どうしても仕事を休まなければならないこともあります。

理解がある会社であれば良いですが、全ての会社が理解があるわけではありません。

そうなるとどうしても、仕事を変えるか介護に専念することになり、介護離職につながるケースもあります。

また介護で家を空けられないことからプライベートな時間も減ってしまうことがあります。

そのため介護と仕事、プライベートの両立がどうしても難しくなってしまうのです。

このようにならないためには、一人で介護をするのではなく、家族やヘルパーなどの社会資源をしっかりと利用しましょう。

 

介護知識や技術、社会資源などの情報不足

介護をしているときは外出する機会も減ってしまったり、情報収集する機会も失うことが大いにありえます。

そうなるとせっかく利用できる社会資源も存分に利用できなくなってしまいます。

在宅介護が注目され始めて、介護技術の講習や認知症などのセミナーなども開催されることが多くなってきました。

またケアマネジャーに相談すれば、社会資源の情報をいろいろと教えてもらうことができます。

一人で悩まずにまずはケアマネジャーに相談してみましょう。

 

在宅介護を行うことは簡単なことではありません。

一人で悩まず、ケアマネジャーや他の家族、周りの経験者などの話をしっかりと聞いて大切な家族と過ごせる時間を大事にしましょう。

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