2020/11/05
お酒は飲むとリラックスして楽しい気持ちになったり、場を盛り上げることができたり、ストレス解消になったりといい面がたくさんあります。
しかし、一方で、肝臓の数値が気になる、肥満の原因、痛風発作や膵炎の引き金になったりと、病気との関連も気になります。
実際、お酒は体にいいのか悪いのかどちらなのでしょうか。
統計ではお酒をのむひとほど、高血圧や高脂血症の人は増えていきます。そのほかの病気をみてみると、お酒を全く飲まない人に比べると少量飲む人の方が虚血性心疾患や脳梗塞、Ⅱ型糖尿病といった病気、そして死亡率も少ないというデータもあるのです。
そして、さらに多量の飲酒になるとどの病気のリスクも高く、死亡率も高くなっていきます。
■お酒の適量って
それでは、一日のお酒の適量はどのくらいなのでしょうか。飲酒量と死亡率の関係から厚生省では「純アルコールで1日平均20g程度」を節度ある適度な飲酒量と定めています。
具体的には「日本酒1合」「ビール中ビン1本」「チューハイ(7%)350mL缶1本」「ワイン2杯」がちょうどいい量です。
■寝酒はダメ!
お酒をのむ時間帯、タイミングは大切です。
酔うと寝てしまう、ということもあるかもしれませんが、寝酒はNGです。
寝る前のアルコールは夜中に起きてしまう中途覚醒の原因になります。利尿作用もあるため夜中のトイレにいく原因にも。
晩酌をする場合にも寝る前にはお水を飲むなど、酔いがさめている状態になってからお休みください。
■アルコールと上手に付き合う
節度ある飲酒は病気の割合もへり、悪いことばかりではありません。
赤くなりやすい人はお酒に弱い、男性にくらべ女性の方が許容量が少ないなど、体質によってお酒に弱い、強いというのもありますので自身にあった飲み方でお酒の席を楽しんでください。