2021/04/29
おなかにガスがたまってくるしい、と感じることはないでしょうか。おなかがはる原因とその対策を紹介します。
■おなかがはる原因と対策
① 便秘
便秘のときにおなかが張ると感じる方は多いのではないでしょうか。
便秘で糞便が腸にとどまるとガスが体外にだすことができず、おなかが張ってしまいます。また、腸にとどまった便からガスが作られることでおなかの張りはひどくなります。
② 呑気症(どんきしょう)/空気嚥下症
ヒトは食事をするときや話をするときなどに空気を飲み込みます。飲み込んだ空気はげっぷで口からでていくこともありますが、食道、胃を通りぬけると腸へと送られおなかが張る原因となるのです。
③ 腸内細菌の乱れ
腸内環境が乱れると、悪玉菌が増え腸の中でガスを発生させます。また、食物繊維を多く含む食事は腸内細菌の働きが活発になることからガスが作られる原因となります。
④加齢
年齢を重ねると腸の機能が衰え便秘になりやすく、おなかのはりにもつながります。
■おなかのはりを予防する
睡眠不足やストレスがたまっている状態では腸の動きがわるくなったり、腸内細菌の乱れなどを引き起こします。また、ストレスがたまっている状態では呑気症、空気をのみこむことが増えるためおなかの張りはさらにひどくなります。
生活のリズムを整え、バランスのよい食事、睡眠を確保することなどが便秘やストレス解消につながるでしょう。また、運動、体をうごかすことやマッサージも腸をうごかすことにもつながります。
■病気が隠れていることもある
おなかのはりの大半は病的なものではありません。しかし、なかには腸閉塞でガスがたまりおなかがはっている場合もあります。
おなかがはって痛い、我慢できないほど痛みがある場合などは早めに医療機関に相談することをお勧めします。