汗には種類が。汗の対策

2021/05/06

汗には種類が。汗の対策

気温が高くなる日もでて汗ばむ日も増えてきました。身近ながらしらない汗のことについてです。

■汗のやくわり

汗は血液からつくられますが、汗をだすことでの体温調整、手足に汗をかくことで滑りにくくする、余分な塩分も汗からだすなどの役割をしています。

自律神経の働きにより汗の調整がされ、脳や神経に刺激がくわわると交感神経の働きで汗腺から汗がつくられるのです。

■汗のでる腺は2種類

汗がでる細胞は汗腺といい、アポクリン腺、エクリン腺という2種類があります。汗腺の汗をだす仕組みや汗は性質がちがいます。

ヒトが体温調節をするときに汗をかきますが、そのときには全身にあるエクリン腺から汗がつくられそれは無味無臭のものです。

アポクリン腺は脇の下などに多く、その他にも乳首や下腹部などに存在しています。

■発汗のしかたは3つ

汗がでる刺激はおもに3つにわけられます。

・温熱性発汗

運動したとき、暑いときに発汗するのが温熱性発汗です。体内の熱をさげるための生理作用で全身から発汗があり、1時間に2リットル程度の量でありエクリン腺から汗がつくられます。

・精神性発汗

ヒトは驚くことや緊張すると手に汗をにぎります。冷や汗をかくこともあるでしょう。手や足のうら、脇の下といったところからでる汗でエクリン腺だけでなくアポクリン腺から汗がつくられます。

・味覚性発汗

スパイスの効いた食事をたべたときにも汗をかくでしょう。鼻の頭や額にあせをかきますますが、これはエクリン腺からの発汗です。

■汗の対策

汗は体の熱を冷ますためなどヒトの体にとって必要な現象です。汗を多くかくときには汗を吸いやすい服、速乾性の服をみにつけるようにしてください。汗が大量に出続けて、汗がでる穴を塞いでいるときには汗を拭き取ること、シャワーをあびてもいいでしょう。

暑い環境では汗をかけることも大切です。一日中空調のきいた屋内ですごすのではなく、1日のうち1,2時間以上は外の環境で過ごすことで夏に向けて暑い環境に体がなれていきます。

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竹井医師 東京ドクターズ インタビュー

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