すり傷から褥瘡のケアまで使われるハイドロコロイド製剤

2021/09/20

すり傷から褥瘡のケアまで使われるハイドロコロイド製剤

市販でみかける「キズパワーパッド」、従来の絆創膏よりも効果な絆創膏というイメージの方もいるかもしれません。これは傷口を覆って治す湿潤治療で使われる絆創膏、ドレッシング材の一種でハイドロコロイドという成分を含んでいます。 

 

■ハイドロコロイド製剤は湿潤治療に使われる 

傷を治す方法として「湿潤治療」という言葉を耳にすることも増え、うるおい療養、モイストヒーリングとよばれることもあります。 

ハイドロコロイド製剤は清潔な創部を覆うことで外部から遮断し、創部からでてくる体液で傷の自己治癒を早めることができます。このように傷口を乾燥させるよりも湿っている状態の方で自己治癒力が強く働くことを利用するのが湿潤治療で、湿った環境をつくるための創部を覆うテープのことをドレッシング材というのです。 

 

■ハイロコロイド製剤を使う手順 

ハイドロコロイド製剤で覆う傷はきれいである必要があります。まずは水道水で洗い、その後、やさしく水気を拭き取ったのちハイドロコロイド製剤で傷口を覆います。 

ドレッシング材を取り替えるタイミングとしてはテープが剥がれてしまったときや傷口からでた滲出液がテープから漏れ出てしまったときです。ただし、貼り続けることでかぶれてしまったりすることもあるため1日1回ていど張り替えてもいいかもしれません。 

 

注意点としては、洗った後に消毒をしなくてもいいことです。消毒をすることで傷を治そうとする細胞も壊してしまいます。すでに壊死してしまっている部分は取り除く必要がありますが原則としてドレッシング材を貼る前の消毒はおこないません。 

 

■ハイドロコロイド製剤にむいているキズ 

すり傷や靴ずれなどのキズがハイドロコロイド製剤に向いており、褥瘡(床ずれ)でも使用されます。 

 

どのようなキズでもむいているわけではなく、化膿している傷や出血がひどい傷、やけどなどは傷口で菌が繁殖してしまうことがあるためハイドロコロイド製剤を使うのにはむいていません。 

 

もし、ハイドロコロイド製剤を貼った傷の痛みが強くなったり、赤く腫れ上がる場合には感染している可能性があるため使用を中止するようにしてください。

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