2021/08/23
コーヒーときくと、カフェインが多く含まれている飲料という印象をうけると思います。もうひとつ、コーヒーに含まれる代表的な成分でポリフェノールというものがあり、身体にいい効果があることがわかっています。
■カフェイン
妊娠中・授乳中の方や子どもはカフェインを多く含まれるコーヒーは勧められません。カフェインには覚醒効果が高いため、胎児や乳児、子どもには刺激が強すぎるためです。大人にとっても、夕方以降のカフェイン摂取は不眠につながりますが午前中にコーヒーを飲むことで頭がすっきりして集中力が高まるなどの効果があります。
一時期、血圧を高くするといわれた時期もありますが、効果は一時的なものであり慣習的にコーヒーを飲む方は血圧への影響はほぼなくなります。
■ポリフェノール
赤ワインにポリフェノールがたくさん含まれており、体に良いという話を耳にしたことがある方もいるのではないでしょうか。ポリフェノールは抗酸化作用といって、活性酸素から体を守る働きがあります。活性酸素は動脈硬化をうながし、心臓病や脳卒中といった疾患につながります。
■コーヒーは病気を減らす
コーヒーをのむことで心臓病や脳卒中、呼吸器での死亡リスクが減ると報告されています。
カフェインは気管支を広げる効果、炎症を予防する効果をもち、ポリフェノールは抗酸化作用があり、これらの作用により病気を予防する効果があると考えられるのです。
■コーヒーを上手にとりいれる
コーヒーが健康にいいという報告だけでなく、リラックス効果やポリフェノールによる美白効果なども期待できます。
一方で、就寝間際のコーヒーは目が冴えてしまい眠れないといったデメリットもあります。コーヒーは嗜好品であり、一日2~3杯がコーヒーの適量ともいわれ飲みすぎもよくありません。適切な時間帯に適切な量をとることで健康につなげていきましょう。