意外と説明できない貧血をわかりやすくポイント解説!

2021/08/12

意外と説明できない貧血をわかりやすくポイント解説!

貧血は多くの人が聞きなれた症状のひとつです。

しかしいざ、どんなものなのか問われると意外に答えられないものです。

今回はそんな知っているようであまり知らない貧血について解説していきます!

 

貧血ってどんな状態?

そもそも貧血ってどのようなものなのでしょうか?

ものすごく簡単にいうと、「血液が足りない状態」と説明できますがこれでは説明不足です。

血液といっても、基準になるものは「赤血球」です。

この赤血球は血液に溶けている酸素とくっついて、体中に届けるという働きをしています。

酸素の運送業者のようなものですね。

最近コロナの感染拡大で少し話題になったパルスオキシメーターは、この赤血球と酸素が引っ付いている割合を〇%という形で表してくれています。

健康診断で血液検査をしたときに「RBC」という欄に書かれているのが、赤血球の数になります。

赤血球の中でも、ヘモグロビン(Hb)が酸素を運搬する働きをしています。

このヘモグロビンが貧血かどうかを判断する基準になっています。

Hbの数値が成人男性の場合は13g/dl以下、成人女性は12g/dl以下、妊婦の場合は11g/dl以下の状態を「貧血」とされています。

Hbの数値が低いほど酸素の配達員が少ないので、体中に十分な酸素を届けられなくなって、様々な症状が出てきます。

 

貧血の原因って?

原因は大きく分けて3つに分かれます。

①赤血球が造られない

赤血球を造る力が弱まったり、造るための材料が少なく造られない場合がこれに当たります。

よく聞く、鉄欠乏性貧血や腎性貧血、再生不良性貧血などの原因がここに入ります。

②赤血球が予想以上に壊されてしまう

赤血球が正常よりも多く壊されてしまうことを溶血といいます。

溶血の原因は生まれもってのもの(先天性)と生まれた後になるもの(後天性)があります。

病気の説明は難しくなるので割愛させてもらいますが、なかなか治療が難しいものになります。

③赤血球を失ってしまう

これは単純に出血などで赤血球が体の外に流れ出てしまう状態です。

手術などではこれを防ぐために、出血量が多い時には輸血をして予防します。

 

貧血になるとどうなるの?

貧血になると体にさまざまな症状が現れます。

酸素が必要になるため、多くの血液を回そうと脈が速くなったり(頻脈)、動悸や息切れが出てきます。

酸素供給が胃に行かないと、胃酸の分泌減少で食欲不振や悪心、嘔吐などが起こります。

頭に酸素が回らないと疲れやすくなったり、頭痛、肩こり、耳鳴り、めまいなどさまざまな症状が起こってきます。

酸素が回らないことにより、筋力の脱力感やこむら返りなども起こします。

その他にも口角炎、さじ状爪、嚥下障害、出血しやすくなる、集中力低下、黄疸などが出ます。

本当に全身に影響が出てくるのが貧血の怖いところです。

 

貧血の治療ってなにするの?

貧血になると主に行われるものが、

①食事療法

②薬物療法

③酸素療法

④輸血療法

があります。

①食事療法

食事を取ることによって、鉄分を摂取して赤血球を作りやすくします。

②薬物療法

食事でまかなえないときには、直接血管内にビタミンB12製剤やエリスロポエチン製剤などを注入して補います。

③酸素療法

組織へ酸素を届けなければいけないため、必要に応じて酸素療法を行います。

④輸血療法

本当に貧血が進んでいる場合には輸血をして、強制的に血液量を増やします。

 

貧血と一言で言っても意外と難しいですよね。

貧血になる原因はほとんどが「材料不足」によるものです。

しっかり栄養(特に鉄分)を摂取し、体を休めて血液を造りやすい環境を整えましょう。

貧血の状態で無理をすると、最悪な結果になることもあります。

ふらふらすることが多い、ずっと体がだるい、頭がぼーっとするという場合には一度受診してみましょう。

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