2022/02/24
現代の日本人は朝食を抜く人が男性では15%、女性では10%と推移しており、特に20代の男女に多く見られます(厚生労働省 平成27年「 国民健康・栄養調査結果の概要」より)。
子どものころから朝食は大切だと教えられてきたのはなぜなのでしょうか。
今回は朝食を摂取することで起こることや正しい摂り方、おすすめの食材などを見ていきたいと思います。
朝食を取らないとどうなる?
朝食は起床してから始めに摂取する食事ですよね。
寝起きには食欲がなかったり、学校や仕事に行く時間間際まで寝ていて時間がなかったりと欠食をする理由はさまざまでしょう。
しかし欠食してしまうと、身体のだるさややる気の低下を引き起こしてしまいます。
車で例えると、ガソリンがない状態で動き始めようとしている状態です。
ただでさえ学校や仕事など億劫になる人が多いうえに朝食を摂取しないとネガティブな気持ちに拍車をかけてしまう結果になってしまいます。
朝食の正しい取り方
朝食を準備するとき何を選択しますか?
昔の日本はごはんに味噌汁、卵焼きに焼き魚など朝早くから準備して食卓に並べられていました。
しかし現代では共働きが多かったり、核家族の増加でこのような習慣もなくなってきました。
そこで外国などでよく食べられているシリアルやサプリメントなど、手軽に食べられる食品が登場してきました。
毎日準備するのは大変なので、たまにシリアルなどで済ませるのが悪いわけではありません。
しかし仕事や学校など活動することが多い日には、タンパク質や糖質が含まれているものを摂取していきましょう。
朝食におすすめの食材はこれ!
それではどんな食材が朝食に向いているのでしょうか。
朝食に必要なのはタンパク質と糖質です。
だからと言って、プロテインと大量の砂糖で良いということでもありません。
おすすめなのは卵かけごはんや納豆ご飯などです。
ごはんで糖質を補給し、タンパク質が豊富なたまごや納豆をあわせることでしっかり身体へ栄養を補給して一日の活力になります。
量にはこだわらず、自分が食べられる量から始めてみましょう。
またスムージーやヨーグルトでお腹いっぱいにさせるのはやめましょう。
スムージーなどは食物繊維などが含まれてはいますが、身体を冷やしてしまうため代謝が悪くなってしまいます。
またヨーグルトは他にしっかりと食事を摂ることで本来の乳酸菌の働きをします。
スムージーやヨーグルトなどは手軽ですが、何かの食事と一緒に摂るようにしましょう。
まずは習慣をからつけることが大切
いきなり翌朝からしっかり朝食を摂取しようというのは三日坊主になる原因です。
まずは自分に合った量から少しずつ始めてみましょう。
次第に一日の身体の調子がよくなっているのに気が付き、朝食の大切さやメリットが理解できれば、朝食が習慣化されてきます。
苦痛なく健康な一日を過ごせるように朝食をとる習慣作りから始めていきましょう。