高齢者のスキントラブルシリーズ【スキンテア編】

2021/07/29

高齢者のスキントラブルシリーズ【スキンテア編】

高齢者になると起こりやすくなるスキントラブル。

その中の一つとして「スキン-テア」が最近注目されています。

スキン-テアはちょっとした刺激で起こるので、基本的な知識は持っておいて損はないでしょう。

 

スキン-テアって?

スキン-テアは近年使われ始めた言葉で、以前は表皮剥離(はくり)と呼ばれていたものです。

剥離は薄くなった皮膚が何かしらの原因で引っ張られることによって、割れてしまって傷になります。

 

スキン-テアの原因

高齢者がスキン-テアを起こしやすい原因として、

・表皮から皮下脂肪まで萎縮してしまい、皮膚が薄くなっている

・薄くなった皮膚は表皮と真皮の結びつきが弱くなっている

この二つの原因が少しの刺激でも皮膚が傷ついてしまう原因になります。

高齢者の皮膚は水分が少なく、乾燥しがちです。

そうすることによって皮膚が萎縮してしまうのです。

乾燥により、

・爪が引っかかった

・手すりに手が当たった

・車椅子のフットサポートに当たった

・座っていると皮膚が引っ張られて割れてしまった

など介護現場では多く危険が潜んでいます。

 

スキン-テアのケア

ではスキン-テアのケアはどのようにすれば良いのでしょうか。

自宅にいるときにスキン-テアを作った場合には病院へいきましょう。

感染してしまうと傷の治りが遅くなるだけでなく、敗血症などになる恐れもあります。

施設や病院では看護師や医師へ報告して適切な処置を受けましょう。

今回はスキン-テアを作らないために予防方法について詳しくみていきましょう。

 

○予防

まずは傷を作ってしまわないように予防が必要になってきます。

前項でも少し書きましたが、高齢者は皮膚の水分が少なくなっています。

高齢者の体内水分は成人の3分の2とも言われています。

高齢者は細胞のなかに水分が蓄えることができなくなってくるのです。

細胞内に水分がないと、乾いた細胞になるので皮膚も乾燥してきます。

作りやすいからこそ、予防することがスキン-テアを防ぐためには重要です。

まずはローションタイプの保湿剤をしっかりと塗りましょう。

その後上から蓋をするようにワセリンなどを使って、保湿した皮膚から水分が逃げないようにとどめます。

そして水分摂取量が少ないと、呼吸や排泄物、汗などでも水分は奪われて乾燥してしまうため、水分補給が必要となってきます。

水分摂取(内側)と保湿(外側)の両方で予防していきましょう。

またよく当たってしまい、傷ができる人は長袖の服やアームカバー、レッグカバーで保護することも有効です。

 

スキン-テアとは、表皮剥離(はくり)と呼ばれていたものです。

高齢者は少しの刺激でスキン-テアを起こしやすくなっています。

日頃からの保湿と水分補給、物理的な保護をしてスキン-テアを作らないようにしていきましょう。

もしもスキン-テアを見つけた場合にはすぐ看護師に連絡したり、ひどいものであれば病院へ行って適切な処置を行いましょう。

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