【片頭痛】5つの症状と対処法

2020/12/10

【片頭痛】5つの症状と対処法

頭痛を自覚したときにまずは二次性頭痛(脳出血などなんらかの原因で頭痛がでること)でないことを確認することが大切です。

頭の中に病気がないことがわかったら一次性頭痛(片頭痛、群発性頭痛、緊張性頭痛)を考えますがその中でいちばん多いのは片頭痛です。

片頭痛は20~40代の女性で多く、30代女性の20%が片頭痛もちともいわれます。また、頭痛があるひとのうち30%で目の前がチカチカするなど前兆もあるのです。


■5つのチェックポイント

○ズキンズキンという拍動がある

○頭痛が4~72時間持続する

○頭の片側に痛みがある

○頭が痛いときに気持ち悪い症状がある

○頭痛があることで生活に支障をきたしている

頭痛がこの5つの項目のうち4つ以上で当てはまったら片頭痛と考えていいでしょう。

 

■片頭痛はどんな時にわるくなる?

片頭痛はストレスや疲れ、睡眠不足や月経周期に関係して悪くなることがあります。
そのほかにも、天候や気温の変化、旅行やにおいがきっかけになることもあります。

 

「頭痛ダイアリー」に頭痛の日数や痛みの強さ、持続時間、薬の内服状況などをつけておくことをお勧めします。日記をつけることで自身の頭痛の傾向や誘因などがわかる助けになります。

 

■どんな食事が頭痛と関係している?

片頭痛はアルコールで悪くなることがあり、特に赤ワインは頭痛がでやすいといわれています。
そのほかに、チーズやチョコレート、かんきつ類、ナッツなどは片頭痛をひきおこしやすい食べ物として有名です。

バランスのよい食事や睡眠、ストレスマネジメントなどのライフスタイルの改善が頭痛の緩和につながることが期待されます。

 

■頭痛の治療や予防

頭が痛いときには非ステロイド性鎮痛剤(NSAIDs)のロキソニンやカロナールをつかいますが、NSAIDsで改善が得られない場合にはトリプタン製剤に分類される薬剤を使用していきます。

サプリメントや自然食品に予防効果があるものもあります。
マグネシウムやビタミンB2、ハーブの一種であるfeverfew(フィーバーフュー)には予防効果があることがわかっているのです。

NSAIDsにも予防効果はありますが薬物乱用頭痛につながることもあるため注意がひつようです。
漢方薬のなかにも頭痛に効くものもありますのでためしてみるといいかもしれません。

■片頭痛と妊娠の関係

片頭痛で悩んでいる女性は妊娠も気になるのではないでしょうか。
片頭痛は妊娠週数が進むにつれて片頭痛は軽減する傾向にあり妊娠後期には8割近くの女性で軽減がみられるといわれています。妊娠4週~11週末までは催奇形性のため頭痛薬の使用は控えますが、それ以降に頭痛がでたときにはアセトアミノフェン(カロナールなど)が多く使用されます。

 

また、出産後は半数のひとで1か月以内に片頭痛が再発しますが、授乳により片頭痛を抑える可能性もあるともいわれています。

 

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