2023/10/30
冬になるにつれて悩まされる1つにしもやけがあります。
悪化してしまうと日常生活に支障が出てしまうため、なる前に予防することをお勧めします。
今回はしもやけの症状や原因、予防と対策について見ていきましょう。
■しもやけは赤くなるまたは腫れる
しもやけの症状としては、下記の2種類があります。
・手足の先が赤くなる
・手足の先が腫れる
どちらの症状も痛みを伴う場合と痛みがない場合があります。
赤くなっているだけだと見逃してしまいますが、そのまま紫色になったり傷ができたりする場合には悪化していますので、すぐ受診してください。
毎年のことと思わず、後述する予防方法を実践してみましょう。
■しもやけの原因は?
しもやけの主な原因は、血行不良によるものがほとんどです。
寒くなると外気が冷たくなり、血管がもともと細い手足の指先は血行が悪くなってしまいます。
また冷え性の方は外気が冷えていなくても血行不良の状態ですので、さらにしもやけを起こしやすいため注意が必要です。
■予防や改善策は保湿と保温
予防や改善策を知っておくことで、悪化する前に改善できます。
しもやけになると痛みを伴って日常生活に支障をきたしたり皮膚のトラブルになったりと危険です。
ひどい人で放置をしておくと壊死(細胞が死んでしまう状態)を引き起こし、手術が必要になることもあります。
予防策としては、しっかりと手袋や厚手の靴下などを着用して温め、入浴後や手洗いの後には保湿をすることです。
先端を温めることで血管を広げ、血行を良くすることができます。
また乾燥を防ぐことで、皮膚のトラブルを最小限に抑えることができるでしょう。
食事の注意も必要で、温かいものを食べたりビタミンEを含んでいるもの(ナッツ類、植物性油など)を食べたりすると血管が広がって血行改善につながります。
■こんな時は受診を!
・症状が悪化した時
赤くなっただけ、腫れただけの場合はそのまま温めて様子を見る人もいるかと思います。
しかしなかなか症状が引かない時や痛みが出てきた時、傷ができた時などはすぐに受診しましょう。
軟膏などの薬で症状が改善したり悪化を防ぐことができます。
・夏にしもやけみたいになった
冬や寒くなってくる時期に多いしもやけですが、夏にも同じ症状が見られることがあります。
夏なのにしもやけになったと勘違いする場合がありますが、これは他の病気が隠れていることがありますので、すぐに皮膚科の受診をしましょう。
自己免疫疾患や水虫などの場合もあります。
しもやけは手や足が赤くなったり腫れたりして痛みを伴います。
ひどくなると家事や移動ができなくなってしまい、日常生活に支障をきたしてしまう可能性があります。
症状が出る前に予防をしたり悪化する前に受診したりして、日常生活に支障がないように付き合っていきましょう。