インフルエンザの予防接種はやるべき?

2021/10/21

インフルエンザの予防接種はやるべき?

2020年には緊急事態宣言が発表され、人の行き来が少なく流行することが少なかったインフルエンザ。
ルーチンのように毎年、予防接種していたが今年はしたほうがいいの?という声も聞かれます。
今回はインフルエンザの予防接種について解説していきます。

 

■インフルエンザって?

一般的に流行するインフルエンザの原因はインフルエンザウイルスA型・B型です。
1~3日の潜伏を経て、高熱や頭痛、関節痛、全身倦怠感など様々な症状が出てきます。
かぜとインフルエンザの違いは、全身症状が強いことが特徴です。
近年では幼児を中心とする小児では急性脳症が増加し、インフルエンザ脳炎になることが明らかになっています。

 

■予防接種をする理由

予防接種の効果は感染を妨げるだけでなく、もし感染しても重症化しないようにすることが目的です。
小児や高齢者に感染すると命にかかわるインフルエンザ。
感染力が高く11月下旬から2月にかけて世界的に流行します。
基本的には手洗いや体調管理が予防になりますが、予防接種を受けることで自分も家族など身近な人を守ることにつながります。

 

■インフルエンザの予防接種の効果は?

前項でもお話しした通り、感染予防と重症化の防止が予防接種の役割です。
インフルエンザの予防接種も同様の目的で毎年10月頃から医療機関で摂取が開始されます。
国立感染症研究所も「高齢者に対してワクチンを接種すると、接種しなかった場合に比べて、死亡の危険を1/5に、入院の危険を約1/3~1/2にまで減少させることが期待できる。」と発表しています。

 

■予防接種はするべき?

予防接種はもしものことを考えて行う予防行動の一つです。
2020年にはCOVID-19(新型コロナウイルス)のため、外出の機会が減少したり手洗いなどの感染予防行動が広まったことなどもあり、流行を免れることができました。
しかしこのようなことはまれで、今年も流行しないとはかぎりません。
できる予防行動はしっかり行っておき、無事にインフルエンザのシーズンを終えることができるようにしましょう。

■まとめ

予防接種は感染症対策にとても有効な手段です。
しかし、手段のひとつでしかありません。
予防接種を行ったからと安心して、手洗いを怠ったり人混みの多いところに頻繁に行くなどすると感染してしまいます。
基本的な感染症対策である手洗いや体調管理、人混みの回避などを徹底していきましょう。

 

参考ページ
国立感染症研究所ホームページ

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