2021/10/04
日頃から便秘や下痢を繰り返す方もいるでしょう。下痢が続くと脱水になってしまったり体力を消耗することにもつながります。下痢の時に日常のなかで気をつけたい生活習慣があります。
・安静
風邪のときにゆっくり休むことが治療になるようにお腹も休めることが治療となります。下痢をしているときに食欲がなくなることも多いでしょう。そんなとき無理に食事をとる必要はありません。経口補水液など水分はしっかり摂り、固形物をとる場合には消化にいいものを選ぶようにしましょう。
また、激しい運動や過度なストレスになるようなことは避けるようにしてください。
・身体を温める
普段より上着を一枚多く着るなど冷やさないように気をつけましょう
・食べもの
<避けたい食品>
脂肪が多い食品は消化に悪く、下痢を助長してしまいます。揚げ物や中華料理、脂の多い肉や魚などは注意してください
食物繊維の多い食品は消化しにくくなります。便秘のときには積極的に食べることを勧められますが逆に下痢の時には避けてください。根菜類や生の野菜、バナナなども食物繊維の多い食品で知られています
砂糖が多く含まれるものも下痢のときには避けたい食品です。お菓子や生の果物(リンゴは除く)などは気をつけてください
香辛料の効いた刺激の強い料理はとらないようにします。下痢の時にはコーヒーやアルコールも摂らないようにしましょう。
<好ましい食品>
下痢がひどい時には食事を取らないことが一番ですが、回復してきたときにはお粥など消化にいいものからとり始めるようにください。
タンパク質としてはささみ肉や鶏むね肉、脂身の少ない魚や卵、マメ類などが好ましいでしょう。
野菜は柔らかく煮たものを、ヨーグルトなど発酵食品は腸内の環境を整えてくれるため積極的にとるといいかもしれません。
・人にうつさないために
下痢の中には体質的なものもあれば感染性のあるものもあります。人にうつるものとしてはノロウイルスやロタウイルスなどがその代表といえるでしょう。ウイルス性の場合には特効薬はないため生活習慣に気をつけながら治癒していくのを待つしかありません。他の人にうつさないためには手洗いの習慣とくに排便あとなど気をつけるようにしてください。