冬に流行る病気について(インフルエンザ編)

2023/11/08

冬に流行る病気について(インフルエンザ編)

冬に流行る病気の代表例として、インフルエンザは特に有名です。

学校や保育園でも毎年のように学級閉鎖がどの地域でも見受けられます。

高齢者にとってもインフルエンザは脅威の一つです。

今回はインフルエンザについて見ていきましょう。

 

■インフルエンザは冬だけではない!

インフルエンザと聞くと、11月から春先までの寒くなってくる時期に流行するものと思われがちです。

しかし、実はいうと夏にもインフルエンザにかかってしまうことがあります。

そもそもインフルエンザになる原因の「インフルエンザウイルス」は季節を問わず、活動しています。

国や地域によっても差があり、日本では冬でも南半球や亜熱帯地域では雨季や夏季が流行期です。

 

■「かぜ」と「インフルエンザ」の違い

一般的な病気として「かぜ」とありますが、実はかぜは病名ではなく、「気道感染症の総称」で正式には「感冒症候群」となっています。

咳や鼻水、のどの痛み、頭痛、発熱など気道(空気の通り道)にさまざまな菌がつき発症する症状を一括りにしたものを、一般的には「かぜ」と呼んでいます。

しかしインフルエンザはかぜと同じ症状を呈するにも関わらず、肺炎や最悪の場合は命の危険にさらされる危険があるため、かぜとは区別して考えられ、学校保健法などでも出校停止などの決まりができています。

 

■インフルエンザの症状は重症化しやすい

前項でも説明しましたが、インフルエンザは重症化して命にかかわる危険性があります。

まだ小さなお子さんや高齢者など、免疫力や体力、呼吸器疾患がある、循環器疾患があるなどリスクが大きな方ほど、脅威となり得るでしょう。

現に毎年、インフルエンザの影響で状態が悪化してしまう人や命を落とされている方が多くいらっしゃるのが現実です。

リスクが高い方は特に予防に気を付けて、もしも気になることがあればすぐかかりつけの内科医に相談しましょう。

 

■治療と予防方法

インフルエンザは強力で感染力も高いウイルスです。

しかし他のウイルスや病原菌などと同様に、予防することも可能です。

インフルエンザは接触感染(ウイルスに触れて自分の粘膜に付着してしまう感染)や飛沫感染(咳やくしゃみ、会話などで飛散したウイルスを浴びてしまう感染)が感染経路です。

まずは手洗いをして手についたインフルエンザウイルスを洗い流すことが大切です。

外出先から帰宅したらまずは手を流水と石鹸でしっかりと洗いましょう。

手洗いができない場合には、アルコール消毒も有効な手段です。

また人混みに出向くときや会話する機会がある場合にはマスクを着用しましょう。

免疫力が高い方の場合、ウイルスを保持しても発症しない場合もあります。

発症していなくても自分がウイルスをばらまくことを防ぐため、人と接するときにはマスクを着用することをおすすめします。

 

冬になるとさまざまな病気が気になり始めますが、夏でもウイルスは活動しています。

季節に関係なく、手洗いやアルコール消毒の習慣を身につけたり知識を得ておくことはとても重要なことです。

発症してしまってからは遅いため、予防をしっかり意識して取り組みましょう。

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