2024/06/14
普段の体調がすぐれなかったり主治医に相談したいことだったりと、訪問看護師が受診に立ち会うこともケースによってはあります。
もしもそのときに家族が立ち会えず、直接、主治医と話ができなかった時には結果が気になるでしょう。
今回は受診同行で家族の方が立ち会えなかった場合に、結果を連絡してもらえるのかどうかを見ていきます。
■受診同行で訪問看護師がすること
まずはじめに、基本的に訪問看護師が受診同行することはないことが多いです。
しかし、ご本人様やご家族が普段の様子や病気の経過を説明することが難しい場合や訪問看護師が直接医師と相談をしたい場合には同行するケースがあります。
受診同行するときに訪問看護師がすることは、
・普段の様子を主治医へ説明する
・病気の経過などを書類に記載する
・病院の看護師と診察前のやりとりを行う
などのことが挙げられます。
普段の様子を細かく見ているからこそ、病院の医師や看護師と相談できるため、遠方に住んでいる家族などは安心できるでしょう。
■受診同行の流れ
受診同行をする場合には、まず担当のケアマネジャーに相談をしてみましょう。
もしくは訪問看護師に受診同行をお願いできるかどうかを確認します。
ステーションの方針にもよりますが、受診同行が可能であれば日時や待ち合わせ場所などを決めます。
当日、待ち合わせ場所で合流したら医師の診察が終了するまで看護師が付き添います。
診察も一緒に診察室に入るため、そのときに主治医へ確認したいことや報告をすることが多いです。
■ご家族への連絡も可能
受診同行で医師から聞いたことやこれからのことなどは、訪問看護師からご家族へ連絡が入ります。
電話連絡がある場合やメール、FAXなどを利用して家族は報告を受けることが可能です。
電話連絡のほうがお互いがやりとりできるので、スムーズな情報共有が可能ですが、方法については訪問看護師へ相談することをお勧めします。
■訪問看護ステーションの方針を要確認
一点、注意しないといけないのは、基本的に訪問看護師は受診同行はできないということです。
この受診同行の時間は本来であれば業務外のことになってしまっているため、報酬が発生しません。
そのためステーションによっては自費サービスとして別で契約をするところもあります。
ただ医師との関わりを持てたり直接看護師からも医師へ質問ができるメリットもあるため、受け入れてもらえるステーションもあります。
まずはステーションの方針を確認してから、受診同行をお願いし、報告の方法を決めていきましょう。
受診は月に数回しかない機会ですので、ご家族が同行できないと不安なことも多いです。
訪問看護師はご本人やご家族の強い味方ですので、相談することは悪いことではありません。
コミュニケーションをとって円滑に支援できるようにしていきましょう。