2022/12/05
これから冬本番で乾燥や風邪に注意したい季節です。
しかし意外に脱水になる人が多いのはご存知でしょうか?
今回は意外に知らない冬の脱水について見ていきましょう。
なぜ冬なのに脱水?
脱水といえば夏に暑い中作業した時になったり、エアコンを使用せずに部屋の中で過ごした時に起こるものだと思っている方が多いです。
しかし脱水になるのは夏だけではなく、秋から冬にかけても多くの方が脱水になっています。
乾燥対策で水分をこまめに補給している人は大丈夫ですが、のどが乾かないからと水分を取らない方がいます。
夏と冬とでは汗をかく量は違いますが、空気が乾燥している分、気がつかないうちに出ていく水分や皮ふにまわる水分も多くあります。
そして気がつかないうちに脱水になって体調が崩れていきます。
脱水になりやすい人の特徴
脱水になりやすい人の特徴としては、
・高齢の人
・普段からあまり水分を取らない人
です。
高齢の人は元々、体に蓄えることができる水分量が成人の約60%と言われています。
そのためこまめに水分を取らないと、知らないうちに脱水となっている場合が多いです。
また喉が乾いたと感じにくくなるため、周囲の人が気にかけてあげる必要があります。
普段から水分摂取量が少ない人は成人でも得意に注意です。
気温が下がると喉が乾かないため、水分摂取が必要ないと感じてしまいます。
しかし空気が乾燥することにより、喉が乾燥し、風邪の菌などの感染リスクが高まります。
またエアコンを使用している部屋にいると、夏と同じ温度の中で水分を取らない状況になっています。
知らないうちに脱水となっているため、注意が必要です。
もし脱水のサインが見られたら?
脱水のサインは、体がだるかったり頭が痛かったりとありますが症状が出た時点で中等度の脱水になっている可能性が高いです。
症状が出る前に、喉が張り付く、唇や舌が乾く、皮ふが痒くて掻くと粉が出るなどの場合には積極的に水分補給を行いましょう。
脱水を予防するためには!
では脱水を予防するためにはどのようなことが必要なのでしょうか。
まず第一に、こまめな水分補給は絶対です。
時間を決めて一口でもいいので水分をとりましょう。
無理に冷たいものを飲む必要はありません。
暖かい飲み物で大丈夫ですので、15分に一度程度は口を湿らす程度で十分ですので、水分補給をしましょう。
また紅茶やコーヒーなどは利尿作用があり、排尿量が多くなることでさらに脱水になる可能性がありますので注意が必要です。
もしもコーヒーなどを飲む場合には、水など吸収が良い飲み物と一緒に飲むと良いでしょう。
アルコールは水分補給にはなりません。
アルコールを摂取する時には同量の水分を一緒に飲みましょう。
高齢になると腸管の吸収能力がしている人もいます。
市販の経口補水液を活用するとより効果的です。
水分補給は脱水だけではなく、風邪予防や塩分過剰摂取の際の血圧上昇防止、便秘の解消など様々なメリットがあります。
季節に関係なくしっかり水分補給を行いましょう。