2023/03/06
春が近づいてくると毎年花粉が飛散してきます。
お花見や試験、卒業、入学といろんなイベントがある季節なのに、花粉症がある方はとてもつらい時期でしょう。
今回は花粉症を少しでも予防するための対策を見ていきましょう。
■情報収集
まずは花粉についての情報を集めましょう。
日本気象協会から、花粉飛散情報というのが地域ごとに出されています。
地方別にいつ頃からどの花粉がピークなのか、週間でいつが多いのかなども毎日アップされていますので、参考にしてみましょう。
日本気象協会「花粉飛散情報」を確認してください。
■防護具の使用
冬にはマスクを意識的に着用する方も多いと思いますが、メガネなども必要です。
花粉が目や鼻、喉の粘膜に付着することによりアレルギー症状が出て、花粉症が発症します。
メガネやマスクで花粉の侵入を防ぎましょう。
また花粉が原因で肌荒れなどを起こす方もいらっしゃいます。そのような方はなるべく露出を少なくし、こまめにふき取れるようにしましょう。
帰宅後の洗顔も効果的です。
■衣類を選ぶ
服の生地によっては花粉が付着すると落ちにくくなってしまうものもあります。
まだ肌寒いのでウールなどの生地が好まれるかもしれませんが、ツルツルとした素材やレザーのものを選ぶと、花粉が絡みつくことを防ぐことができます。
帰宅後には外で帽子やマスク、コートなどの上着は脱いではらい落として入りましょう。
花粉が舞うのを気にする方はローラーの粘着テープで花粉を取り除いて持ち込みましょう。
マスクはできれば使い捨てをおすすめします。
■室内の掃除
部屋にいても花粉が舞っている可能性があります。
高性能HEPAフィルター付空気清浄機やウェットシート型モップを使用して掃除を行いましょう。
高性能HEPAフィルターがないものでは部屋中に花粉をまき散らしてしまいます。フィルターの掃除もこまめに行ってください。
ドライシートで埃などと一緒に花粉を集めてしまうと、また空気中に舞ってしまいます。花粉はウェットシートで収集しましょう。
■生活習慣に気を付ける
花粉症は体調が悪いと重度化してしまいます。
しっかりバランスを考えた食事を摂り、十分な睡眠を確保しましょう。
ストレスなども体調に影響してくるため、適度な運動を取り入れることをおすすめします。
■予防的な内服
毎年花粉症がひどくなる方は、日本気象協会の飛散情報を見ながら、前もって内服をしておくと効果が期待できます。
花粉症がひどくなって耳鼻科やアレルギー科にかかるのではなく、まだ症状が出ていない状態から医師に相談して、処方してもらいましょう。
花粉症は原因となる花粉の種類や時期、天候などによってもさまざまです。
重度化して日常生活に支障が出る前に内科や耳鼻科、アレルギー科、小児科などの専門医に相談しておきましょう。