熱中症は雨が降る日でも起こる!真夏にだけ起こるのではない!

2023/07/04

熱中症は雨が降る日でも起こる!真夏にだけ起こるのではない!

まだ気温は真夏ほどではなく、雨が降ると少し肌寒いと思われることもある梅雨時期。
まだ夏日にもならないから熱中症はまだ先と思っている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし熱中症は梅雨開けまじかのこの時期になると急激に増加してきます。

熱中症はあなどれない!
熱中症は体の中に熱をため込んでしまい、脳が正常に働かず、体温調整ができなくなってしまう状態です。
症状としては頭痛や吐気などの脱水症状から重度の場合は意識障害、呼吸不全なども考えられます。
熱中症は炎天下の中、スポーツや草取りなどで長時間、直射日光に当たっている方や室内では室温が高い場所で過ごす方に多く見られます。
熱中症は命の危険にさらされる可能性がある状態ですので、必ず予防をして過ごしましょう。


危険度合は暑さ指数を必ず確認!

熱中症の危険度や予測は、日本生気象学会「日常生活における熱中症予防指針Ver.4」に記載してある「日常生活に関する指針」を参考にしてください。
熱中症は気温が暑いときにしかならないと思っている方もいらっしゃいます。
確かに熱中症の原因としては暑い環境の中に居て、多量の発汗などで体温調整ができなくなった場合に起こります。
しかし実は湿度も大きく関係しているため、梅雨時期や夏前に熱中症で搬送される方も少なくありません。
熱中症の危険度は厚生労働基準局が発表しているWBGT(暑さ指数)で、温度と湿度から熱中症になりやすさを表しています。
WBGTの一覧表は下記の画像の通りです。

(クリックすると拡大されます)
WBGT(暑さ指数)

(画像引用:日本生気象学会「日常生活における熱中症予防指針」より)


危険度数の見方

WBGTの表は単純で、湿度と温度の欄をたどって交差するところで危険度数の数値を確認することができます。
WBGT31以上はとっても危険な状態で、屋内外ともに運動が原則中止となります。
WBGT28~30は体温が上昇するので持久走などは中止となっています。
このようにWBGTの数値により、熱中症になる危険性がどの程度のものなのか把握することができます。

熱中症は予測と予防が大切!
熱中症にならないためには、まず気温と湿度を把握してWBGTの表にあてはめ、危険度を把握することが大切です。
またどうしても活動を避けられない場合には下記のような方法で予防しましょう。

こまめに休息をとる
帽子を着用する
こまめな水分補給を行う
なるべく日影で活動する
体温が逃げるよう涼しい服装をする

室内でも熱中症は起こります。
高齢者や子どもは体温調節が上手くいかずに熱中症になりやすく、まわりのサポートが必要になります。
湿度が高い場合はエアコンで除湿をかけたり、冷房で室温を下げて過ごしましょう。
また水分は必ずすぐ飲めるように準備をしておくことも大切です。

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