2025/03/10

「自宅でゆっくり過ごしたいけれど、毎日の食事がどうしても不安…」と感じていませんか？

家族のために食事を作っていた頃と違い、一人暮らしになると「自分の食事は適当でいいか…」となりがちです。特に、子育てを終えた方やパートナーと別れた・死別された方は、ご自身の食事をないがしろにしてしまう傾向があるようです。

しかし、栄養バランスの偏った食事が続くと、体調不良につながることもあります。 今回は、自宅での食事が不安な時に利用できる様々な支援サービスをご紹介します。ぜひ参考にして、健康的な食生活を送りましょう。

1. ヘルパーによる食事の準備
訪問介護サービス（ホームヘルプサービス）を利用して、ヘルパーに食事の準備をしてもらう方法があります。

冷蔵庫にある食材を使って調理してもらうだけでなく、買い物代行を依頼することも可能です。アレルギーや咀嚼力に合わせた調理にも対応してくれるので安心です。

ただし、同居家族がいる場合や、要介護認定を受けていない場合は、生活援助として食事の準備を依頼できない場合があります。

刻み食やミキサー食など、特別な形態の食事を希望する場合は、身体介護の一環としてサービスを利用できる可能性があります。ケアマネージャーや訪問介護事業所に相談してみましょう。

2. 配食サービスの利用
栄養バランスに配慮されたお弁当を自宅まで届けてくれる配食サービスは、高齢者の方を中心に広く利用されています。

管理栄養士が献立を作成しているため、コンビニ弁当などに比べて栄養バランスが優れている点が魅力です。

冷凍弁当の宅配サービスを利用すれば、ご家族があらかじめ注文しておき、1週間分などをまとめて配送してもらうことも可能です。和食・洋食など、様々なメニューから好きなものを選べるので、食事の楽しみも広がります。

3. 通所介護（デイサービス）での食事
デイサービスによっては、昼食だけでなく夕食を提供しているところや、夕食のお弁当を持たせてくれるところがあります。

新たにサービスを増やすのが大変だと感じる場合は、現在利用しているデイサービスに食事の提供がないか確認してみましょう。 これからデイサービスを探す場合は、食事提供の有無を考慮して選ぶのもおすすめです。

食事は健康の源
高齢になると食欲が低下し、3食きちんと食べることが難しくなることもあります。 しかし、2～3日単位でバランス良く栄養を摂取することが大切です。

毎日バランスの取れた食事を摂ることが理想ですが、難しい場合は今回ご紹介したサービスを上手に活用し、健康的な食生活を送りましょう。