花粉症の新しい治療

2021/03/25

花粉症の新しい治療

花粉症、季節性アレルギー性鼻炎で悩む方は4人に1人といわれています。一番おおい原因はスギ花粉で、毎年2月から4月頃にとぶもの。そのほか、ヒノキやイネ、ブタクサなど人によっては一年中花粉症の症状がでる人もいます。

■ごく一般的に使う抗ヒスタミン剤

アレルギー薬の一般的に使われるものとしては抗ヒスタミン剤があげられます。以前のコラムでも紹介しましたが、新しいものも登場し、副作用として多く知られている眠気のないものもあります。ビラノア、デザレックス、アレグラがそれにあたりますので医療機関に相談してみてください。

■抜群に効くけど避けたい「ステロイド注射」

毎シーズンに一度、ステロイド「ケナコルト」の注射をすることで花粉症の症状に対処しているひとがいるかもしれません。しかし、ステロイドは効果が高い一方で副作用も多い治療薬です。ステロイドは本来、体の中でもつくられているホルモンですが、外から注射すると自身でステロイドを作りだす機能が衰えてしまうこともあります。ステロイドの注射を続けることで骨粗鬆症になりやすくなったり、感染によわくなる、胃潰瘍になりやすいなど重大な副作用も多いため耳鼻咽喉科学会を含め積極的な使用は推奨されていません。

■花粉症の治療が効かない人に朗報「ゾレア」

2020年から使うことが出来るようになった皮下注の薬で「ゾレア(オマリズマブ)」というものがあります。

アレルギー物質であるIgEに作用し、働きを抑えることでアレルギー症状を抑えることができるのです。季節性アレルギー性鼻炎だけでなく、気管支喘息や慢性蕁麻疹でもつかうことができます。

ただし、抗ヒスタミン剤の使用など既存の治療を行った上で症状が治まらない重症なひとで適応がある治療です。

2~4週間に一度注射をすることで効果をえることができます。内服薬、点鼻、点眼薬などを使っても症状が改善しない場合には医療機関に相談してみるとよいでしょう。

■局所療法も併用

鼻炎の症状で鼻が詰まって眠れない、鼻水がとまらないといった症状の人には点鼻薬の使用。眼がかゆい、涙がとまらないなどの眼の症状には点眼薬を併用することで症状の軽減がえられるでしょう。

■根治する可能性があるのは「舌下免疫療法(シダキュア)」

毎日の舌下錠を内服することでスギ花粉に対する根治が得られるかもしれません。スギ花粉を原料としており、毎日少しずつ体にいれることでスギ花粉に体を慣らす、減感作療法です。

花粉症の症状がでていない時期に開始し、最初の年では効果が得られず、3~5年程度内服を継続する必要があるかもしれません。しかし、8割のひとで症状の改善ないしは治ったというアンケート結果があります。

興味がある方は医療機関にご相談ください。

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