高齢者のスキントラブルシリーズ【かゆみ編】

2021/07/22

高齢者のスキントラブルシリーズ【かゆみ編】

かゆくてかゆくて掻きむしる

朝起きたらかき傷だらけ…

 

高齢者施設や病院などに勤めてたらこのようなことが多くあります。

最悪な場合、自分の爪で表皮剥離(ひょうひはくり)をしてしまう可能性もあります。

なぜ高齢者はかゆみがひどいのでしょうか?

今回はそんな高齢者のスキントラブルの一つ、かゆみについて解説していきます!

 

痒くなる原因

そもそも痒くなる原因はなんでしょうか?

虫が刺したから

お風呂に入ってないから

いろいろありますが、1番の原因は乾燥なんです。

高齢者のほとんどが乾燥肌になって、薄皮がむけている状態ですよね。

私たちでも冬になれば乾燥肌になって、カサカサしているところがかゆくなることがあります。

カサカサ肌の状態が年中無休で高齢者の体には起きているので、考えただけでも地獄ですよね。

 

高齢者が乾燥しやすいのはなぜ?

ではなぜ高齢者は肌が乾燥しやすいのでしょう。

それは体内の水分量が少なくなるからです。

高齢者だと体重の約50%が水分です。

成人の場合、体重の約60%が水分だと言われています。

赤ちゃんの場合だと約70%もあり、羨ましい限りです。

比べてみると、水分量が少ないのがわかりますよね。

同じ50 kgの人でも、年齢が違えば5kgも水分量が違うのです。

 

乾燥するとかゆくなる理由

人間の皮膚は体を守るバリアの役割を持っています。

しかし乾燥することでこのバリアが破れやすくなってしまい、すぐに破れてしまいます。

表皮と言われる1番表面の層が破れることにより、痒みを感じる神経(C繊維)がニョキニョキっと表面に向かって伸びてきます。

表面に出てくれば出てくるほど、敏感になって痒みを感じやすくなってきます。

高齢者の方は乾燥しやすく、バリアが破れにくい。

そのためC繊維が伸びてきやすくなって痒くなりやすいという理屈なのです。

 

痒みがなくなる乾燥予防方法

乾燥を予防すればバリアが破れにくくなり、C繊維も伸びにくくなります。

だから乾燥予防のスキンケアが必要になります。

よく高齢者施設などでは白色ワセリンを多用されますが、実はその時だけのものなんです。

保湿がされずに油(ワセリン)で蓋をしても乾燥したままです。

ローションタイプの浸透しやすい保湿剤で表面を奥まで潤した後にワセリンを優しく置くようにして塗っていきましょう。

内側と外側で対処することで効果は長持ちします。

 

かゆみの原因は乾燥です。

乾燥を予防すると言うことはさまざまな不快感や皮膚のトラブルを回避することができます。

たかが保湿、されど保湿。

しっかり保湿してスキントラブルを予防していきましょう。

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竹井医師 東京ドクターズ インタビュー

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