湿布を効果的に使おう!~シップの種類や用途の確認~

2020/07/16

湿布を効果的に使おう!~シップの種類や用途の確認~

膝が痛い、腰が痛いなど痛みを抑えるために湿布薬を使う人も多くいるでしょう。

 

湿布とひとことで言っても冷たいもの、温かいものや痛み止めが入っているものいろいろなタイプがあるので何を使えば良いのか迷ってしまうかもしれません。

また、上手な貼り方をすることでより湿布の効果を得られるようになります。

 

■湿布薬の種類

・冷湿布(冷たい湿布)

捻挫や打撲といったように炎症が起きて触ると熱をもっているようなときに効果的です。

・温湿布(温かい湿布)

腰痛や首、肩こりなど筋肉がこわばっているときなど慢性的な痛みのときに使います

・経皮消炎鎮痛

痛み止めが配合されているものです。強い痛みがあるときには痛み止めを含む湿布を使うことで痛みが緩和しやすくなります。

 

■湿布の形

・パップ剤

白い厚手の湿布のことをさします。水分を多く含むのが特徴で、冷却効果があるため急性の痛みの方がむいているかもしれません。皮膚への密着度がテープ製剤に比べると低く、少し剥がれやすいというのがデメリットかもしれません。

 

・テープ剤

水分をふくまず、パップ剤にくらべてピタッと貼ることができます。そのため慢性的な痛みでも使いやすいでしょう。ただし、皮膚への密着度が高いためかぶれや蒸れといった皮膚への負担が多くなります。

 

■貼るときに

 

同じ場所に貼り続けるとかぶれやすくなるため、貼り替えるときには2時間以上あけたり、はる場所をずらすようにしてください。

貼る前に肌を綺麗にしておくとかぶれを予防することになります。

 

冷湿布は冷やして効果を発揮するものなので冷蔵庫で保存しておくとより効果的です。

 

温湿布は慢性の痛みで使いますが、身体を温めてから貼ることでより効果を発揮するためお風呂の後に貼ることをおすすめします。ただし、肌への負担を軽減するために入浴1時間前後は使用しない方がよいでしょう。

 

切り込みを入れてから貼ることで首やひざ、ひじや肩などの関節部分にも密着し、剥がれにくくなるので試してみてください。

 

また、貼るときにピンと張らず、中央から貼ることで皮膚への負担を軽減することができます。

 

■剥がすときに

湿布製剤の副作用で一番多いのは皮膚のかぶれ、接触性皮膚炎です。パップ剤に比べ皮膚へ密着が強いテープ剤では、剥がすときに皮膚の角質まではがしてしまうためかぶれてしまいます。

 

剥がすときには一気に剥がさずに端の方から少しずつ丁寧に剥がすようにします。テープ剤では巻ながら剥がすといいかもしれません。

 

■冷やすの?温めるの??

 

冷湿布、温湿布とどっちを使えば良いのかと迷うことがあると思います。

 

一般的には、骨折や捻挫、打撲などけがで急な痛みの場合にはその部分に熱を持ってしまいます。触ったときに熱い、赤く腫れているというのは冷やすことで炎症を落ち着けるために冷湿布や氷、保冷剤を使っていきます。

 

肩こりや首こり、腰痛や膝の変形による痛みなど慢性的なものについてはあたためることで改善がえられます。お風呂にゆっくり入ることは血行もよくし、筋肉をほぐすことが痛みを和らげていくのです。普段の生活では温湿布を貼ることが効果的です。

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