高齢者と高血圧 在宅で気を付けたいポイント

2019/08/16

高齢者と高血圧 在宅で気を付けたいポイント

高齢者が高血圧になりやすい理由

加齢に伴い高血圧のリスクが上昇する主な理由は、加齢によって血管の弾力性が失われることにあります。
一般的に高血圧とは、収縮期血圧が140以上、または拡張期血圧が90以上の状態が継続することであり、高齢者の場合は特に収縮期血圧が上昇する傾向にあります。

基準値はあくまで目安です。個人差がありますのでかかりつけの医師にご相談ください。

高血圧の自覚症状と合併症

一般的に、高血圧には目立った自覚症状が無く、放置すればさまざまな合併症のリスクを伴うことになります。
高血圧により発生しやすい合併症は以下のとおりです。

  • 動脈硬化
  • 脳梗塞
  • 脳出血
  • 狭心症
  • 心筋梗塞
  • 心肥大
  • 腎硬化症

家庭で血圧を測定することの重要性

自覚症状に乏しく、進行することで健康リスクを増大させることになる高血圧は、日常的な「血圧測定」によってその人の血圧状態を把握することが重要な対策となります。
多くの医療機関において血圧測定を受けることができますが、ご家庭における血圧測定は極めて重要な血圧対策となるのです。
理由としては、医療機関における血圧測定では以下の問題点があるからです。

  • 白衣高血圧:医療機関での血圧測定は通常よりも高く計測される傾向にある
  • 仮面高血圧:医療機関では正常に、家庭では高い血圧血が測定される症状
  • 早朝高血圧:朝に血圧が高い、脳卒中や心筋梗塞のリスクが増大する、通院では測定できない

血圧計の選び方

各家庭で血圧測定する場合は「血圧計」を購入する必要があります。
家電量販店や通販で購入できますが、一概にどの血圧計が良いというわけではなく、それぞれの特徴を理解して適したタイプの血圧計を選ぶことをおすすめします。

血圧計には、主に以下のタイプが存在します。

  • 上腕式血圧計(アームイン式):上腕式は最も正確に血圧を測れる、アームイン式は簡単操作で血圧が測れるが、高価格で持ち運びに不便
  • 上腕式血圧計(カフ式):アームイン式よりも低価格、比較的持ち運びやすいがカフの巻き付け位置にはある程度の慣れが必要
  • 手首式血圧計:手首にカフを巻いて計測するタイプ、低価格で持ち運びに便利だが、正確な測定は上腕式に劣る
  • 指式血圧計:低価格で持ち運びに便利、正確な血圧測定が最も難しいため健康管理には推奨されていない

ご家庭で正確な血圧を日常的に測定したいのであれば、アームイン式の上腕式血圧計がおすすめです。
旅行などで外出先での血圧測定が必要な場合は、手首式血圧計が利便性の高さを発揮してくれます。

高血圧の対処法とは?

血圧がある程度高いと「降圧剤」を使用して血圧を下げる治療を必要とします。

  • 食事の塩分を控える
  • 運動で肥満対策を行う
  • 飲酒や喫煙を控える
  • ストレスを溜めこまない
  • 入浴や季節性の急激な温度変化を避ける

まずはかかりつけの医師の相談し、適切な血圧管理をしていきましょう!

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