2020/10/08
感染が一気に拡大したかと思われた新型コロナウイルスもやや収束傾向、、、?
夏になり、インフルエンザウイルスも嫌いな日本の高温多湿で新型コロナウイルスも息を潜めているのでしょうか。
10月に入り通年、徐々に涼しくなってくると気になるのがインフルエンザの流行です。インフルエンザの流行は12月から1月頃がピークになります。
今年はインフルエンザに加え、新型コロナウイルスの流行も懸念されているのはニュースで耳にしたことがあるでしょうか。
未知の感染症として流行を来した感染症、新型コロナウイルスに対する特効薬はいまのところできていません。予防接種、ワクチンの開発も今は途上といえるでしょう。
それにもかかわらず新型コロナウイルスのPCR検査陽性の数に対しての重症者が減っている印象もあるかもしれませんが、それは新型コロナウイルスへの知識が蓄積されてきたからに他なりません。
新型コロナウイルスは高齢者では生死にかかわる重篤な感染症ですが、年齢によっては症状がでなかったりごく軽症で終わることが多いこともわかってきました。そして、新型コロナウイルスは血栓症のリスクを高めることがわかったため入院初期に抗血小板剤を投与するなどの対策をとることで重症化しにくくなったなど医療的な面もかかわり、重症者の割合が減ってみえるのかもしれません。
今回、インフルエンザが流行すると同時に新型コロナウイルスの感染も流行、治療の方法もかわってくるため何による感冒様症状なのかを見分ける必要があります。
新型コロナウイルス感染症を起こさないためにとれる対策は手洗いマスクと3密、それから医学的にはこれから供給されるワクチンで、インフルエンザウイルスのときを思い抱いてもらうとわかるように、インフルエンザの予防接種は一年毎に行います。これは、ウイルスがRNAという構造をしていることで変異しやすくワクチンを打ってもシーズン終わりの時間には変異したインフルエンザウイルスに感染してしまうことがあるのです。
新型コロナウイルスではインフルエンザウイルスと同様にRNAでできています。そのため、変異していくことでワクチンができてもうまく効かない可能性もあります。
また、インフルエンザウイルスのワクチンをうったにもかかわらずインフルエンザに感染してしまうことも多くあります。
このように、ワクチンをうっても感染症にかからない状態をつくることは防ぎきれないかもしれません。
新型コロナウイルスのワクチン、治療薬の開発が盛んに行われますが、いずれもまだ途上です。
手洗い、3蜜を避けた行動を皆が徹底したことで昨シーズンのインフルエンザの罹患者数は明らかに減りました。基本的な感染予防が流行感染症を減らすことは明らかですのでワクチンの接種により、重症化を防ぐ可能性を考えるだけでなく、日頃の手洗いの習慣、感染に強い体作りをすることがとても大切です。