2021/03/18
花粉症でよく使う抗ヒスタミン薬
アレルギーの薬として知られる抗ヒスタミン薬はじんましんや花粉症、風邪の鼻水症状に対して使われることも多いごく一般的な薬です。
いろんな種類があるけどどれが一番きくの?眠くなるってほんと?
よく見かける薬だけどよくわからない、という方もおおいのではないでしょうか。抗ヒスタミン薬について解説していきます。
■抗ヒスタミン薬の歴史
アレルギーの薬は眠くなるというイメージをもたれている方も多いのではないでしょうか。抗ヒスタミン薬は使うひとが多く、日進月歩新しい薬が発売されています。抗ヒスタミン薬は大きく二つ、第一世代と第二世代にわけられます。
第一世代では抗コリン作用といってのどが渇く、便秘になる、その他、眠気といった作用も持ち合わせています。
第二世代ではアレルギーを抑える作用に特化して開発されており、眠気などの抗コリン作用が少なくなっています。最近では添付文書に車の運転についての注意書きのない、眠気がでないといわれる薬も開発されています。
■効果が高く眠くならない抗ヒスタミン薬3つ
第二世代の抗ヒスタミン薬は眠気が少ないといわれていますが、脳内ヒスタミンH1受容体占拠率がひくいものがより眠気が少ない薬といえます。
1.ビラスチン(ビラノア)
2.デスロラタジン(デザレックス)
3.フェキソフェナジン塩酸塩(アレグラ)
この3つは効果が高く、眠気がこない薬として使っているひとも多いくすりです。
■使いやすい薬を選ぶ
ビラノア、デザレックス、アレグラはいずれも眠気はこないですが、違いとしては飲む回数や飲むタイミングがあります。
ビラノアは1日1回(持続時間10.5時間)、空腹時
デザレックス1日1回(持続時間19.5時間)
アレグラ1日2回(持続時間9.6時間)
1日に1回の方がのみやすい、1日を通して外にでているため効果の長いものがいいなど自身の生活スタイルにあったものをえらぶとよいでしょう。
また、ビラノアなどは飲むタイミングを間違えると食事の影響で効果が半減してしまうため飲む時間にも考慮してえらぶことをお勧めします。